雛人形のしまい方のつづき
先日に引き続き、雛人形(ひなにんぎょう)の片付けかたをご紹介します。
雛人形屋母さんは、もちろん雛人形を販売しています。
雛人形屋かあさんは、十二段屋にお嫁にくるまで、お人形には無縁。
こんな高級品など取り扱ったことがなかったけれど、
この十年間で学んだことを綴ります。
昨日につづき、雛人形・おひなさま・木目込み人形をお片づけしよう。
↓
はたきは、単独でしまってください。お人形のなかには、いれてはいけません。
2.人形用の防虫剤も販売されております。が、
通常、一般の家庭で使用している防虫・カビの防虫剤
パラジクロール製の防虫剤を少量(あめだまみたいな小袋2個ぐらい)、
隅のほうにいれてくださればよいでしょう。
少量かポイントです。
【絶対にやってはいけないこと】
防虫剤を大量にいれないでください。
大量に入れたい気持ちは、わかりますが、やめましょう。
ナフタリン系の防虫剤とパラジクロール製剤とショウノウ製剤など他の防虫剤と
一緒に使用しないでください。
商品の部品によっては、大量の防虫剤でとけてしまうことがあるからです。
先日五月人形を購入されたお客さまから、
弓太刀の部品がとけてしまったと、
連絡がありました。これは、防虫剤のいれすぎが、予想されます。
3.湿気の無いところに保管する
箱に収めた後は、湿気の少ないところに保管してください。
湿気が多いと、カビが発生します。
気になるようでしたら、湿気とりを置きましょう。
水とりぞうさんのようなものを箱の横におくとよいでしょう。
以上のことを守れば、
大切な雛人形は、ずっときれいなままをキープできると思います。