ラーメンを食べにきた少年
雛人形父さんは、変動する趣味の持ち主であります。
ただいまの趣味は、どうみてもラーメン作りに燃える男であります。
自慢の料理がつくれるというものは、うらやましいことでございます。
日々、腕をあげ、「うまい、おいしい、うめぇ」と、子供たちが連発するものですから、親父は、ラーメン作りに燃えるということです。すばらしい話です。
これからも、おいしいラーメンを作り出してください。
やはり、おいしいラーメンをつくる親父を自慢したいもので、
長男は、自慢したのでしょう。
「父さん、ラーメンが食べたいらしい、友達に作ってあげて。!」
自分が食べる予定であったラーメンを友に食べさせてあげるというわけである。
塾帰りとはいえ、夜10時過ぎでいました。
店主である雛人形屋∩ラーメン屋父さんは、
「外で食べるのであれば、作ってやろう。」
交渉成立、ラーメン2杯、オーダー入りましたっ。
なぜか、長男りゅっちくんも、ラーメンを食べているではありませんか。
汁まで、残さず飲み干した、少年たちです。
食べ終わった後、
「おいしかったです。」と、ラーメン屋父さんに、玄関先で挨拶をし、少年たちは、帰っていきました。
ラーメン屋父さんは、本業は、雛人形屋です。