雛人形・五月人形屋かあさんの子育て・仕事日記 今日も一日がんばるよ。

人形屋を頑張っている傍ら、趣味の園芸を楽しんでいることを綴るブログ。

デラウェアの栽培奮闘記

このデラウェア栽培をするために、仕事を早退したこともありました。
そして、晩御飯の時間が遅くなることもありました。
少々、農作業に没頭し、時間を忘れることもありました。
今まで、ぶどうににつて、全く知らなかった、そんな素人の雛人形屋母さんが、ぶどうを作り、自分の胃の中にいれることができた喜びを聞いてください。(ほとんど自慢の世界です。)


2009年の秋に、ホームセンターの植物コーナーで、販売されていた、
デラウェアの木を購入しました。
確か、1,000円ぐらいだったと思います。
その時は、カメラがなかったので、撮影はしてませんが、
小さな長細い鉢に、枯木のような枝が1本あるだけで、
それから、ぶどうが出来るのだろうかと、いやいや、これは、もう腐っているのではないのかなどと、少々、疑っておりました。

果樹用の大きな鉢を購入し、いつもどおり、赤玉小粒・牛糞・油粕・石灰・バーク堆肥・ピートモスパーライトブレンドしたものを使用しました。

2010年6月10日撮影 つるが伸びて、葉っぱらしきものが、にょきにょきと、でてきました。この時はじめてぶどうは、つる植物と分かりました。知識なく生きておりました。 

最初の年は、実がつくことはありませんでした。

2010年夏に、茂った、葉っぱ・つる部分は、剪定しました。
剪定の仕方は、本を読んで学びました。本を片手に剪定したことを覚えております。
剪定した時は、忙しい時期だったせいか、写真撮影などする余裕がありませんでした。そうです。雛人形シーズンだったのです。(12月〜2月末ごろの話)


ここからは、2011年度撮影
2011年5月19日撮影 ぶどうみたいな形をした物体を発見したときは、興奮しました。家族・近所の人に自慢しました。

この小さなぶどうみたいな物体の誕生とともに、ぶどう栽培について、必死になりました。ぶどうについてのサイトをみては、学びました。

このとき、はじめて、ジベレリン処理という言葉を知りました。略してジベ処理

ジベ処理とは、種無しぶどうにするために行う処理方法です。
デラウェアは、手間のかかる果物だったとは、知りませんでした。
び、びっくりです。

あの黒い真珠三次のピオーネだって、ジベ処理されていたんですね。

ジベ処理は、2回します。
1回目は、種なしにするために行います。
2回目は、果粒の肥大させるために行います。

ジベ処理は、どの時点で、やったらいいのか、正直わかりませんでした。
「わからんかった。」

ジベ処理について一番分かり易かったサイトを参考に、
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/grape/grape/deraseedless.htm
させてもらいました。

一回目の処理は、開花前に行うそうで、あのぶどうみたいな物体から花が咲くというのです。そして、理想のジベ処理時期は満開二週間前というのですから、・・。
これは、「勘でやるしかないな」と、思いました。

葉の枚数が10〜12枚程度のときが、一回目のジベレリン処理の適期です。
この言葉を信じて、毎日、葉っぱの数をカウントしました。
1枚、2枚、3枚・・・・と、・・・。

ちょうど、11枚になった5月19日に、1回目のジベ処理をしました。






2回目の処理は、果粒を大きくするのが目的です。
種なしにしただけでは、実が大きくなりませんから、もう一回ジベレリン処理を行います。


2回目のジベ処理の 時期は、満開後、7〜20日後です。

5月31に2回目のジベ処理をしました。




この穴のあいた葉っぱには、理由があります。私のミスでした。実は、アゲハ蝶を、デラウェアに1泊とまらせてやったことが原因です。体を休めていると思っていたら、産卵していたのでした。うううううううううううっ。ムニュムニュ幼虫が、後日、這いまわっていた。うわっ、きもいぞ





【総合評価】
はじめてのぶどう作りということもありまして、1回目のジベ処理失敗という結果となりました。
理想のジベ処理時期は満開二週間前は、検討はずれ、
ジベ処理処1回目をした2日後に開花し、1回目のジベ処理が遅すぎました。
2回目のジベ処理は成功。

とりあえず、種有りデラウェアとなりましたが、味は、最高でした。